原子力空母の佐世保寄港に抗議の声


高台で入港に抗議する参加者


抗議集会の前を通過する空母

   米原子力空母ロナルド・レーガンが寄港した4月19日早朝、港口を見下ろす高台で、社民党や佐世保地区労などで構成する現地闘争 本部が主催する入港抗議集会が開かれた。

 東日本大震災で米軍が救援作戦を行ったことを理由に「入港を容認すべきだ」、「原子力発電所の原子炉と空母の原子炉は違う」  (某政党県連幹事長)という意見もある。
 しかし現実には福島原発の原子炉事故は収束の見通しも立たない。

 また、佐世保では市長選挙・市議会議員選挙の最中で抗議運動を広げることが困難な状況であったが、現地闘争本部は緊急に抗議集会 を開催した。
 これまで現地闘争本部は入港時には20隻以上の小型船で海上デモを行ってきたが、今回は準備期間の不足や選挙期間中ということも あり、断念せざるを得なかった。
 抗議行動が組織しづらい時期を狙った入港とするならば、姑息な手段といわざるを得ない。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(2011.4.19 撮影)


2011-4-19|HOME|