駆逐艦は佐世保で修理継続


後部甲板にテントをかけて作業中のラッセン

横須賀に配備されている駆逐艦ラッセン(LASSEN DDG-82)が佐世保で定期修理を継続している。
ラッセンは先月21日、原子力空母ジョージ・ワシントン(GEORGE WASHINGTON  CVN-73)とともに横須賀を出港し、3月25日に 佐世保に入港していた。

GWが横須賀を離れた理由は「放射能環境を考慮して」ということだったが、ラッセンも同じ理由と考えるのが自然だろう。
GWは横須賀を離れていた期間中2度にわたって佐世保に寄港し、作業員の交代や物資の積み下ろしなどを行っていた。

佐世保に寄港していた折、米海軍関係者はGWを佐世保港内で修理する計画があることを明らかにしていたが、急遽予定を変更して横須賀 に戻った。
政治的な配慮の必要な原子力空母と違って駆逐艦は目立たないので、GWが横須賀に戻った後も佐世保に腰をすえたのだろう。

佐世保に配備されている揚陸艦デンバー(DENVER LPD-9)もNCEO(非戦闘員退避作戦)の出番がなくなったころから本格修理を始めた。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(2011.4.20 撮影)


飛行甲板にテントを張って作業を開始したデンバー


2011-4-21|HOME|