原子力空母レーガン、佐世保を出港


佐世保港口を通過するロナルド・レーガン(4月22日撮影)


九十九島の間を抜けていくレーガン(4月22日撮影 読者提供)

米原子力空母ロナルド・レーガン(RONALD REAGAN  CVN-76)が22日午前11時過ぎ、4月19日から寄港していた佐世保を出港し た。
ロナルド・レーガンの出港に前後して駆逐艦プレブル(PREBLE DDG-88)、巡洋艦チャンセラーズビル(CHANCELLORSVIILLE)、燃料 補給艦ラパハノック(RAPPAHANNOCK T-AO-204)が出港した。

レーガン・トモダチ・エセックス

ロナルド・レーガンは「トモダチ」作戦中に乗組員が放射能に曝されたことから三陸沖を離れて、仙台空港が使用できない間は自衛隊の ヘリコプターのプラットホームとして使用されていたようだ。
レーガンはその後、インド海軍との軍事訓練「マラバール2011」に参加した後佐世保に寄港していた。

一部マスコミがレーガンのことを「トモダチ作戦の主軸」と誤解して報じたため「歓迎」とか「入港に抗議するのはおかしい」といった 雰囲気があった。
しかし実際に「トモダチ」の主軸となっていたのはエセックスなど揚陸艦隊であったことは米海軍のHPなどで確認できる。
佐世保港にはレーガンの前に揚陸艦隊が戻ってきたが、こちらのほうには「歓迎」や「感謝」は無し。
揚陸艦隊が「ワリ」を食ってしまった。
レーガンの艦長も揚陸艦隊の手前、思わず「小さなことしか出来ず・・・」と語っていたようだ。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


2011-4-22|HOME|