佐世保基地に2隻並んだ音響測定艦


米海軍立神岸壁に並んだ音響測定艦(手前がエフェクティブ、前方がエイブル)(5月24日撮影)

米海軍が運用する音響測定艦が2隻、米海軍佐世保基地の岸壁に並んで停泊している。
1隻はエフェクティブ(Effective T−AGOS−21)で、4月25日から。もう1隻はエイブル(Able T-AGOS-20)で5月23日に入港した。
2隻ともコンパクト版低周波アクティブ(CLFA)ソナー搭載の改修を受けた船だ。

音響測定艦は今年になってすでに5隻が延べ9回寄港しているが、昨年同期には5隻が延べ14回入港していたからかなりの減少といえる。
首都圏の米海軍基地(横須賀、横浜)が福島原発事故を受けて事実上閉鎖されたことから、補助艦による調査活動も減少していたのだろう。

このほか、弾道ミサイル観測艦オブザベーション・アイランド(Ovservation Island T-AGM-23)が19日午前9時ごろ入港し、赤崎岸壁で補給を受けた後 午後3時過ぎには出港した。
補助艦船の動きを見ると、東日本大震災への対応を一段落させ、ルーティン・ワークに戻ったものと思われる。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


赤崎岸壁で補給を受けるオブザベーション・アイランド(5月19日撮影)


2011-5-25|HOME|