揚陸艦隊、佐世保から沖縄へ


佐世保港口を出て行くジャーマンタウン


出港に備えて弾薬などを積み込み中のエセックス(6.23 09:45 撮影)

6月23日、強襲揚陸艦エセックス(ESSEX LHD-2)とドック型揚陸艦ジャーマンタウン(GERMANTOWN LSD-42)が相次いで佐世保を出港 した。
昨年もこの時期、エセックスはドック型揚陸艦トートュガ(TORTUGA LSD-46)およびドック型輸送揚陸艦デンバー(DENVER LPD-9)と 共に出港し、オーストラリアとの合同訓練「タリスマン・セーバー」に参加していた。

エセックスとジャーマンタウンは27日に沖縄・ホワイトビーチに寄港しているのが確認された。ホワイトビーチの集積場に並んだ海兵隊 の装甲車やトラックなどが2隻のLCACに積まれて揚陸艦に運ばれた。

2隻の揚陸艦が佐世保を出たことを伝える NAVY のニュースでは、この揚陸艦隊は西太平洋でのパトロール任務につくとともに、米豪を 中心とする合同演習タリスマン・セイバーにも参加するとのことだ。
26日のWB停泊時には、エセックスの飛行甲板上には2機のMH60のほかにはヘリは見えず、6機のハリアー攻撃機が並んでいた。 WB出港後にヘリを載せ、沖縄近海で訓練したあとオーストラリアに向かうと見られる。

なお、このタリスマン・セイバー演習で使う弾薬類は、6月14日に天願桟橋から運び出されている。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


ホワイトビーチの海軍桟橋に停泊中の2隻の揚陸艦。物資や車両の積み込み中だ


主にエセックスに積み込まれる軍用車両の群れ。右にいるのが2隻のLCAC(6.27 読者撮影)


2011-6-28|HOME|