強襲揚陸艦エセックスが一時帰港


平瀬岸壁に接岸したエセックス


飛行甲板に係止されたCH46

米海軍佐世保基地に配備されている強襲揚陸艦エセックス(ESSEX LHD-2)が3月30日、佐世保基地に帰港した。
 エセックスは当初、佐世保基地に配備されているほかの揚陸艦とともに出港する予定であった。しかし出港直前になって故障のため出港を延期し、修理が終わったとして2月27日に米韓合同 訓練フォール・イーグルに参加するため出港していた。

30日に平瀬岸壁(JURIET)に戻ってきたエセックスの飛行甲板にはヘリコプターではCH53が3機、CH46が12機、MH60が2機搭載され、そのほかに垂直離発着戦闘機AV8Bハリアーが4機 が確認された。
これまでエセックスが佐世保に帰港するとき、搭載するヘリなどはすべて沖縄で降ろした後に入港しており、今回のように航空機を満載したまま入港したのは例がない。
韓国で米韓合同訓練が佳境に入っているこの時期に、しかも飛行甲板を埋め尽くして航空機を搭載したまま帰港したのは、何か不具合あるいは故障が起きたためとしか考えられない。

エセックスが入港した直後には駆逐艦チェイフィー(CHAFEE DDG-90)も入港したが、同艦はエセックスをエスコートしてきたものと思われ、翌31日には出港した。
なお、エセックスは4月1日出港した。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(2012.3.30 撮影)


立神岸壁に接岸した駆逐艦チェイフィー


2012-4-3|HOME|