米陸軍の揚陸艇が佐世保寄港



平瀬岸壁に接岸した陸軍の揚陸艇フォート・マッケンリー(12.11.15 撮影)


横浜ノースドックを出港する直前のLCU2隻(左がLCU 2020、右がLCU 2012)(12.10.29 撮影)

米陸軍の揚陸艇が米海軍佐世保基地の平瀬(JURIET)岸壁に接岸していることが11月15日確認された。
入港したのはLCU2000クラスの揚陸艇フォート・マッケンリー(FortMchenry LCU‐2020 可積載約1000トン)で、10月30日ころに同型の揚陸艇チックソー・ベイヨウ (Chicksaw Bayou  LCU 2012)とともに横浜港を出港していた。

このクラスの揚陸艇は喫水が1,2メートルと浅く、外洋を航走することはできないので、横浜出港から佐世保に寄港するまでの2週間、日本周辺の比較的陸地に近い洋上を航行していたものと 思われる。
日本周辺では11月6日から16日まで日米統合訓練「キーン・スォード」が行われているので、この訓練に参加していたことも考えられる。

陸軍の揚陸艇が佐世保に寄港することは非常に珍しく、この15年間に入港した記録は確認していない。
なお、佐世保港には11月14日には音響測定艦インペッカブルが入港している。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


立神岸壁に接岸中のインペッカブル (12.11.15 撮影)


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