陸上自衛隊の車両、米海軍の揚陸艦で佐世保上陸



港中央部37番錨地付近で陸上自衛隊の車両をLCUに移乗中のトートュガ

 沖縄・ホワイトビーチに寄港していたドック型揚陸艦トートュガ(TORTUGA LSD-46)が21日朝、佐世保港に帰ってきた。

 トートュガの甲板には多数の陸上自衛隊の車両が搭載され、トートュガが港中央部に停泊した後、陸上自衛隊の車両は米海軍の上陸用舟艇(LCU‐1634,1946,1651など)で赤崎貯油所地区の 岸壁に輸送され上陸した。自衛隊の車両はそのまま高速道路を自走して行ったが、行く先は不明。
 今回の「キーン・スォード訓練」では陸上自衛隊西部方面隊(佐世保・相浦駐屯)の車両を米海軍の立神岸壁からトートュガに乗せて搬出したが、今回佐世保に揚陸した車両は西部方面隊の車両 だけではなかったようだ。

 米軍と自衛隊の「一体化」は昨年の東日本大震災の救援活動以降、特に目立ってきたが、今回の様子を見ると一体化を超えて「融合」という感じがする。
同日午前には、日米合同訓練に参加したと思われる海上自衛隊の総合補給艦「ましゅう」(AOE-425)と貨物弾薬補給艦アメリア・イアーハート(Amelia Earhert T-AKE-6)も寄港し、39番錨地 に停泊した。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(12.11.21 撮影)


赤崎貯油所地区の岸壁に向かう米海軍のLCU(後方は海上自衛隊の総合補給艦「ましゅう」)


並んで停泊した補給艦と揚陸艦(左から貨物弾薬補給艦ウォリィ・シラー、トートュガ、貨物弾薬補給艦アメリア・イアーハート)


2012-11-21|HOME|