ペルシャ湾から掃海艦が到着



平瀬岸壁に停泊したVON HERCLES。後ろの大型艦は燃料補給艦ペコス

 米海軍佐世保基地に配備されていた掃海艦ガーディアンが1月17日、フィリピン・スールー海でサンゴ礁に座礁し、結局解体撤去されていた。
 解体撤去された掃海艦はアベンジャークラスの象徴的だったファンネル(煙突)以外の機材(ソナー、レーダー、掃海具など)はコンテナに詰められバージ船 VON HERCULES に乗せられて3月28日、佐世保に運び込まれた。  持ち込まれた機材などは今後、佐世保に配備されている掃海艦の交換部品として利用されるという。

 また、掃海艦の機材が運び込まれた同じ28日、ペルシャ湾・バーレーンから掃海艦ウォリァー(WARRIOR MCM-10)と同パイオニア―(PIONEER MCM-9)がFO-FO貨物船 SUPER SERVANT 3  に搭載されて佐世保に運び込まれた。
 この2隻はいずれもカリフォルニア州サンディエゴ海軍基地に配備されているが、中東・第5艦隊に派遣されて、ペルシャ湾での掃海任務にあたっていた。

 今回の寄港は2隻をサンディエゴに輸送する途中に立ち寄ったものと思われるが、このうちウォリァーはガーディアンに代わって佐世保に配備されることが明らかになっている。
 佐世保に配備されるウォリァーにはガーディアンの乗組員がそのまま移乗する。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(2013.3.28 撮影)


立神1号岸壁に接岸したSUPER SERVANT3


SUPER SERVANT3に乗せられた掃海艦2隻。手前がウォリア―


2013-3-29|HOME|