弾道ミサイル観測艦が佐世保に寄港


港口を通過して入港するオブザベーション・アイランド(4月26日撮影)


次の展開に備えて燃料を補給するオブザベーション・アイランド(4月27日撮影)

朝鮮半島で北朝鮮のミサイル発射をめぐって緊張感が続いていたが、ミサイル発射が危機が一段落したようで横須賀にMD対応艦が相次いで帰港している。
佐世保にも4月26日午後、弾道ミサイル観測艦オブザベーション・アイランド(Observation Island T-AGM-23)が入港した。

オブザベーション・アイランドは弾道ミサイル発射の情報に対応して朝鮮半島周辺海域に展開していたと思われるが、ミサイルが発射される可能性がなくなったため佐世保に一時的に寄港したの だろう。

海上自衛隊のイージス護衛艦「こんごう」(DDG-173)はまだ戻ってきていないが、洋上補給を受け持っていた総合補給艦「おうみ」(AOE-426)や同「はまな」(AOE-424)が佐世保に戻って 動かないところから、海上自衛隊のミサイル監視体制も終わったものと思われる。
なお、27日には海上自衛艦隊の統制艦の役目を持つ護衛艦「ひゅうが」(DDG-181 横須賀配備)もヘリコプターを搭載して入港した。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


入港する海上自衛隊の護衛艦「ひゅうが」(4月27日撮影)


2013-4-27|HOME|