弾道ミサイル観測艦が佐世保に入港


米海軍立神1号岸壁に接岸したオブザベーション・アイランド(5月20日撮影)

北朝鮮のミサイル発射をモニターするために出かけていたと思われる弾道ミサイル観測艦オブザベーション・アイランドが19日、米海軍佐世保基地の立神1号岸壁に接岸した。
オブザベーション・アイランドは弾道ミサイル発射が懸念されていた4月に朝鮮半島周辺海域に展開していたと思われ、4月26日にいったん佐世保に寄港し燃料を補給した後、再び出港してい た。

今回の入港は、一連のミサイル発射モニター活動が終了したことで、休養と補給などのためのものと思われる。

横須賀から4月18日に出港していた、弾道ミサイル防衛(BMD)システム搭載巡洋艦シャイローも1ヶ月の航海ののち、5月21日に横須賀基地に戻ってきた。
観測のかなめが佐世保に帰港、ミサイル撃破のかなめが横須賀に戻ってきたことで、今回の北朝鮮の弾道ミサイル発射に対応する米海軍のシフトが一応終了した、と考えられる。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


横須賀航路に入り、駆逐艦ステゼムと擦れ違い横須賀基地に入る巡洋艦シャイロー
(2013.5.21 13:30ころ 東京湾ライブカメラの映像より)


2013-5-21|HOME|