ケーブル敷設艦ゼウスが佐世保寄港


立神岸壁に停泊したゼウス(9月10日撮影)

米海軍が保有する唯一のケーブル敷設艦ゼウス(Zeus T-ARC-7)が9月10日に入港し、立神6号岸壁に接岸した。

ゼウスは通信用の海底ケーブルを敷設する任務にあたっているが、近年では2006年に合計13回も佐世保に入港していた。
この時期、ゼウスは沖縄と佐世保を結ぶ海底の通信(光ファイバー)ケーブルの敷設にあたっていたと思われるが、それとともにこのケーブルを利用して潜水艦の音響を収集する固定式ソナー (SOSUS)を設置していた可能性もある。

ゼウスはその後、2010年に1回、2011年に2回寄港していたが、海底ケーブルのメンテナンスのための展開と思われる。
今回の寄港も同様に点検作業の途中の寄港ではないだろうか。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


2013-9-10|HOME|