空母ジョージ・ワシントンが佐世保出港


港口を通過して出港する空母ジョージ・ワシントン(GW)

8月1日から佐世保に寄港していた空母ジョージ・ワシントン戦闘群(GWCSG)の4隻が8月4日、相次いで出港した。

出港したのは空母ジョージ・ワシントン(GEORGE WASHINGTON CVN-73)、シャイロー(SHILOH CG-67)、ステゼム(STETHEM DDG-63)、ジョン・C・マケイン(JOHN S MCCAINE DDG-56) で、 いずれも横須賀に配備されている艦船。
4隻は空母と前後して出港し、港口を通過後いずれも南下していった。

空母の出港に合わせ、港口を見下ろす高台では核艦艇寄港阻止現地闘争本部の約40名が「追い出し集会」を開催した。

原子力空母の佐世保寄港は1968年1月のエンタープライズ(ENTERPRISE CVN-65)以来15回目となったが、そのうち10回は冷戦終結後の寄港で、空母寄港の背景に国家間戦争ではなく 地域紛争やテロに対処する米軍の戦略変遷が見えてくる。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(2014.8.4 撮影)


「追い出し集会」の前を通過する空母GW


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