強襲揚陸艦ペリリュー、佐世保帰港



帰港して錨地で荷役作業を開始した強襲揚陸艦ペリリュー

8月末に佐世保を出港していた強襲揚陸艦ペリリュー(Peleliu LHA−5)が11月25日入港し、港中央部にある39番錨地で荷役作業を開始した。

ペリリューは、当初、ドック型輸送揚陸艦デンバー(Denver  LPD-9)が退役したことに伴い、後継として配備される予定の新型の揚陸艦グリーンベイ(Green Bay LPD-20)が遅れるた め、その間の代役として任務に就く予定だったが、佐世保に配備されている強襲揚陸艦ボノム・リシャール(Bonhomme Richard LHD-6)の修理が不具合だったことにより、急きょボノム ・リシャールの代役として走り回っていた。

 この間、フィリピンとの共同訓練「PHIBLEX2015」終了後に寄港中のスービックで搭乗していた海兵隊員が起こした民間人虐待事件のため、同地に留め置かれる事件も起きていた。

 今後、佐世保に配備されている揚陸艦隊が参加する作戦などは計画されていないと思われ、ペリリューはこのまま任務を終了して本国に戻ることも考えられる。

 なお、随伴していたと思われる貨物弾薬補給艦サカガウェア(Sacagauea T-AKE-2)も入港し、35番錨地付近に停泊した。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(2014.11.26 撮影)


佐世保港錨地に停泊する貨物弾薬補給艦サカガウェア


2014-11-27|HOME|