貨物弾薬補給艦、佐世保に集結


港中央部に停泊しているチェンバーズ(手前)とシラー(奥)


赤崎岸壁に接岸したR・E・バード

米海軍の貨物弾薬補給艦が佐世保港に集結している。
1月29日にワシントン・チェンバーズ(Washington Chambers T-AKE-11)が港中央部の35番錨地に停泊した後、30日にはウォリイ・シラー(Wally Schirra T-AKE-8)が39番錨地に停泊 した。
続けて2月2日には1月28日に佐世保を出港していたリチャード・E・バード(Richard E Byrd T-AKE-4)が燃料施設がある赤崎岸壁に接岸した。

貨物弾薬補給艦が老朽化した弾薬補給艦(AE)と戦闘給糧艦(AFS)の任務を統合して配備されて以降、佐世保には同型艦の寄港回数が急増していたが、これまで3隻が同時に停泊した例はあまりない。
また、貨物弾薬補給艦は危険物荷役錨地である39番錨地などに停泊することが多かったが、燃料施設がある赤崎岸壁に接岸することはまれだった。

これまで洋上の艦船への燃料補給は燃料補給艦(AO)が受け持っていたが、1986年以降に就役したヘンリー・J・カイザー(Henry J Kaiser)級が老朽化したため、燃料補給能力も併せ持つ 貨物弾薬補給艦が一部の任務を受け持ったためではないだろう。カイザー級の最終艦はラパハノック(Rappahannock T-AO-204)は1995年に就役している。
なお、同型の貨物弾薬補給艦サカガウェア(Sacagawea T-AKE-2)は韓国・鎮海に停泊している。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(2月2日撮影)



2015-2-3|HOME|