原潜パサディナ、また佐世保寄港
佐世保港中央部を進む原潜パサディナ
先月、3回寄港した原潜パサディナ(Pasadena SSN-752)がまた佐世保に寄港した。
原潜パサディナは西太平洋での作戦任務に就くため母港のカリフォルニア州サンディエゴ海軍基地を出港し、2月26日に横須賀に寄港していた。
佐世保には3月6日、9日、12日にそれぞれ一時寄港していたが、今回は数日間停泊する見込みという。
時期的には、韓国で行われている米韓合同訓練「フォール・イーグル2015」の着・上陸フェーズが終わり、揚陸艦隊も朝鮮半島の東海上から引き上げた時期なので、参加していたパサディナ
も引き上げてきたものと思われる。
パサディナなどのロスアンゼルス級原潜は「マルチ・ミッション」に従事しているともいうので、艦隊護衛だけでなく、偵察や各種部隊の輸送も任務として加わっていると思われる。
C4ISR(指揮・管制・通信・コンピューター・情報・監視・偵察)が「常識」となっている米軍にとって、原潜の任務も変化しているのではないだろうか。
(RIMPEACE編集委員・佐世保)(4月6日撮影)
赤崎岸壁に接岸中の原潜パサディナ
2015-4-6|HOME|