駆逐艦などが佐世保に一時寄港


赤崎岸壁で補給を受けるフィッツジェラルド

台風15号がフィリピン付近を通過中の8月21日、米海軍の艦船2隻が佐世保に一時寄港した。
寄港したのは横須賀に配備されている駆逐艦フィッツジェラルド(Fitzgerald DDG-62)と測量艦マリー・シアーズ(Mary Sears T-AGS-65)。

先に入港したフィッツジェラルドは赤崎2号岸壁に停泊し、燃料を補給した後、午後に出港した。
フィッツジェラルドは6月10日に横須賀を出港し、オーストラリアで行われていた日・米・豪によるタリスマン・セーバー訓練に参加していたようだ。
今回の寄港は訓練の終了に伴って横須賀に帰る途中、新たな指令を受けて補給のため立ち寄った可能性がある。

一方、一足遅く入港したマリー・シアーズは通常の岸壁には停泊せず、前畑弾薬庫の岸壁に接岸した。
この岸壁は通常、平底バージ船による弾薬の搬入・搬出に使われ、水深も浅いため、船舶が停泊することは少ない。
今回、マリー・シアーズが前畑弾薬庫の岸壁に停泊したのは、危険物荷役を示す赤旗を上げていたところから、海底調査に使う爆薬を積み込むためと思われる。
マリー・シアーズはフィリピン周辺海域での調査活動の後、韓国・釜山に立ち寄っていた。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(2015.8.21 撮影)


前畑弾薬庫の岸壁に接岸したマリー・シアーズ


2015-8-21|HOME|