揚陸艦隊が佐世保に帰港


タグボートに曳かれ接岸するボノム・リシャール


立神岸壁に停泊したアシュランド(2015.9.3 撮影)

佐世保を母港としている揚陸艦3隻が相次いで帰ってきた。
9月2日朝にはドック型揚陸艦アシュランド(ASHLASND LSD-48)が立神岸壁に、同日夕方にはドック型輸送揚陸艦グリーンベイ(GREENBAY LPD-20)が港中央部の39番錨地に停泊した。
翌3日午後には強襲揚陸艦ボノム・リシャール(BONHOMME RICHARD LHD-6)が平瀬岸壁に接岸した。

3隻の揚陸艦は6月初旬に佐世保を出港した後、沖縄で海兵隊員とその戦闘機材を乗せ、6月下旬から7月中旬までオーストラリアで行われた日・米・豪合同訓練タリスマン・セーバーに参加していた。この中でグリーンベイは日本の陸上自衛隊員を乗せ、強襲揚陸作戦を行っていた。
タリスマン・セーバーが終了後、揚陸艦隊はオーストラリアの各地に寄港していたが、その後フィリピン海に進み、グアムやサイパンに寄港していた。

今回は、寄港直前になって起きた朝鮮半島の緊張に対応するため、帰港が遅れたことも考えられる。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


港口を通過するグリーンベイ(9月2日撮影)


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