原潜ヒューストンが佐世保出港


港口を通過して出港するヒューストン


艦体は手入れが不十分なのか、汚れのようなものが目立つ(9月11日撮影)

9月10日から米海軍佐世保基地の岸壁に停泊していた原潜ヒューストン(HOUSTON SSN-713)が16日午後、佐世保を出港した。

原潜ヒューストンは前回2008年4月に寄港していたが、約2年間にわたって冷却水バルブから少量の冷却水が漏れていたことが後日判明した。
同艦は2000米会計年度から核燃料交換の工事を受けていたが、その時交換したバルブが不良であった可能性があるが、米海軍の報告書では詳細は触れていなかった。

同艦はまた、1989年の映画「レッドオクトーバーを追え(原題:Hunt for Red October)」に原潜「ダラス」の役割で出ていたが、撮影後の6月、タグボートと事故を起こし1名を死亡させていた。

米海軍によると、同艦は33年の任務を締めくくり近いうちに退役する見込みなので、この航海が最後となるものと思われる。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


2015-9-17|HOME|