揚陸補助艦、佐世保で待機
検疫錨地に停泊しているモントフォード・ポイント
米海軍が新たな船種として開発し、2013年にカリフォルニア州・サンディエゴ海軍基地に事実上配備したモントフォード・ポイント(MONTFORD POINT MLP-1)が佐世保に11月6日から停泊している。
モントフォード・ポイントは今年になって横須賀や沖縄、佐世保に姿を見せている。
佐世保では先月、大型タンカーから燃料補給艦に洋上で直接燃料を移送する実験を行っていたが、揚陸補助艦から揚陸艦やLCACを使って揚陸することで、同様に経費の節減が図られるということなのだろう。
揚陸作業では、これまで使用していたLCACの後継となるSSC(Ship-To-Shore Connector)の開発や、オースティン級の揚陸艦ポンセを使ったAFSB(Afloat Forward Staging Base)のテストが行われるなど、揚陸作戦の見直しに合わせた艦種の開発が進んでいる。
モントフォード・ポイントが佐世保で待機しているのは、これらの実践的テストの途中の整理や分析のためではないだろうか。
(RIMPEACE編集委員・佐世保)(2015.11.10 撮影)
煙突にはMSC(軍事海上輸送コマンド)の所属を示すマークが
2015-11-11|HOME|