海から見た佐世保基地


米海軍佐世保基地司令部の建物


強襲揚陸艦ボノム・リシャール(平瀬岸壁)


ドック型輸送揚陸艦グリーンベイ(平瀬岸壁)

12月15日、貸切船で佐世保港を見学した。
佐世保港は水域の約82%が米軍への提供水域で、特に米軍基地の岸壁から海側50メートルは「A水域」に指定され、一般船舶の立ち入りは禁止されている。
特に、主要な係船岸壁である立神岸壁と平瀬岸壁は遠くから観察するだけだったため、ドック型揚陸艦や掃海艦の写真は撮影できなかった。

現在、佐世保基地に配備されている揚陸艦と掃海艦はすべて停泊しており、そのほかに補助・補給艦が停泊していた。
補助艦船では音響測定艦、測量艦、弾道ミサイル観測艦が停泊しており、周辺での各種調査活動が一段落したということではないだろうか。
このうち弾道ミサイル観測艦ハワード・O・ローレンセンは11月4日に佐世保を出港しており、約1月ぶりの寄港となった。補給と休養のためだろう。

補給艦は貨物弾薬補給艦ウォリイ・シラーが停泊していたが、12月4日に東京湾を出ているようなので、周辺海域での補給活動、または必要物資を積み込んだ後、佐世保に寄港したの ではないだろうか。
海上自衛隊の護衛艦では第2護衛隊群の旗艦「くらま」、護衛艦「はるさめ」、イージス護衛艦「こんごう」が立神岸壁に、護衛艦「あけぼの」と護衛艦「あさゆき」が倉島岸壁に停泊 していた。また、総合補給艦「はまな」は崎辺地区沖で磁気測定の作業中だった。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(2015.12.15 撮影)


海上自衛隊の護衛艦こんごう(立神桟橋)


海上自衛隊の護衛艦はるさめ(右)と護衛艦鞍馬(左)(立神桟橋)


測量艦ボウディッチ(赤崎岸壁)


貨物弾薬補給艦ウォリイ・シラー(37番錨地)


2015-12-15|HOME|