クリスマス休暇に佐世保基地に集まった艦船
35番錨地付近の貨物弾薬補給艦ウォリイ・シラーと測量艦ボウディッチ
赤崎岸壁の音響測定艦ロイヤル
37番錨地の貨物弾薬補給艦マシュー・ペリー
米海軍に艦船が佐世保港に集結している。といっても作戦にに備えて集合したのではなく、クリスマスと新年の休暇を迎えるためと思われる。
12月22日現在、佐世保港に停泊している米海軍の艦船は母港として配備されている各種揚陸艦(LHD、LPD、LSD)4隻と掃海艦(MCM)4隻に加え、音響測定艦(T−AGOS)3隻、測量艦
(T-AGS)2隻、弾道ミサイル観測艦(T-AGM)1隻、貨物弾薬補給艦(T-AKE)2隻と、合計16隻に上っている。
近年、年末にこれだけも集結するのは珍しい。
南シナ海の岩礁を巡っては一見緊張が高まっているようだが、そのほぼ同じ時、中国の艦隊基地に米海軍の駆逐艦が寄港したり、逆に中国人民解放軍・海軍の駆逐艦がハワイやフロリダ
に親善訪問している。
相互の抑制で西太平洋地域の情勢が安定していることが、佐世保港への集結につながっているのだろう。
(RIMPEACE編集委員・佐世保)(2015.12.22 撮影)
立神岸壁に停泊した音響測定艦など
米海軍佐世保基地立神岸壁と平瀬岸壁の現況
2015-12-23|HOME|