原潜2隻が相次ぎ佐世保寄港


佐世保港中央部を進む原潜ツーソン


赤崎岸壁に接近中のツーソン(2016.4.17 撮影)

 米海軍の原潜2隻が佐世保港の相次いで寄港した。

 17日午前9時すぎ、まずロサンゼルス級の原潜ツーソン(SSN-770)が港口を通過し、米海軍基地の赤崎岸壁に接岸した。
 同日の午後1時過ぎには同型のブレマートン(SSN-698)が入港し、港中央部の35番錨地付近に約40分間ほど漂泊したのちに出港した。

 佐世保港に原潜が2隻同時に入港することは珍しいが、今年の1月21日もバージニア級のテキサス(SSN-775)とロサンゼルス級のシャーロット(SSN-766)が同時に佐世保に姿を見せたが、この時もテキサスは岸壁に停泊し、シャーロットは一時寄港だった。
 米韓合同訓練が終わった今も、シカゴ、サンフランシスコ、ミシシッピーと併せて原潜5隻が日本周辺(東アジア)に展開しているということだろう。

 なお、原潜が入港した翌18日には原潜が接岸した対岸の前畑岸壁で佐世保地区労主催で「港の軍事化を許さない」とする抗議集会が開かれた。
 佐世保地区労は原潜が入港するたびにあきらめることなく抗議集会を開催している。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


原潜入港に抗議する佐世保地区労主催の集会(2016.4.18 撮影)


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