弾道ミサイル観測艦が佐世保に


赤崎岸壁に停泊したH・O・ローレンセン(5月13日撮影)

朝鮮労働党の大会が終了した直後の5月12日、弾道ミサイル観測艦ハワード・O・ローレンセン(Howard O Lorenzen T‐AGM−25) が佐世保に入港し、燃料施設がある赤崎貯油所岸壁に接岸した。

ローレンセンは4月24日ごろ、停泊していたシンガポール・センバワンを出港し、その後東シナ海に展開していたようだ。
北朝鮮の弾道ミサイル発射をモニターするために展開していたと思われ、労働党大会終了により弾道ミサイル発射の可能性がなくなったため引き上げてきたのではないだろうか。

また、同日に貨物弾薬補給艦サカガウェア(Sacagawea T‐AKE‐2)も入港し、港中央部の39番錨地に停泊し、燃料補給作業に当たっていた。
 サカガウェアは4月下旬に補給センターがあるグアム・アプラを出港し、東シナ海で補給活動に当たっていたと思われる。

 このほか佐世保には母港配備されている4隻の揚陸艦と4隻の掃海艦、それに外来の音響測定艦エフェクティブが停泊している。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


39番錨地に停泊したサカガウェア(5月12日撮影)


2016-5-13|HOME|