揚陸艦が相次ぎ佐世保出港


39番錨地で出港待機中のボノム・リシャール。飛行甲板にはMH60ヘリを2機搭載している


近くにはボノム・リシャールに搭載するLCACが待機している

米海軍佐世保基地に配備されている揚陸艦が相次ぎ出港した。
最初にドック型輸送揚陸艦グリーンベイ(Green Bay LPD-20)が1月25日に出港し、次に強襲揚陸艦ボノム・リシャール(Bonhomme Richard LHD-6)が30日になって危険物荷役 錨地に移動し、その後LCAC(ホバークラフト型上陸用舟艇)を収容した後出港した。

グリーンベイとボノム・リシャールは昨年11月に東南アジア諸国との訓練を終えて帰港していた。
今回の出港について米海軍のHPは「アジア・太平洋・インド洋でのパトロール」としており、昨年と同様にASEAN諸国との二国間あるいは多国間の訓練を行いものと思われる。
とりわけこの春に予定されている韓国での訓練では上陸作戦訓練「双龍」(SSANG YONG)の主軸となることが予想される。

なお、ドック型揚陸艦ジャーマンタウン(Germantown LSD-42)はドライドックに入渠している。
同型のアシュランドは定期修理を終え、検査航海から戻ってきていたが、例年であればこれから他の2隻とともに西太平洋での作戦行動に加わるだろう。

また、これからの作戦に備えるためだろうか、米国籍の大型のタンカー「OVEASEAS HOUSTON」が入港し、赤崎貯油所の岸壁に接岸した。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(1月30日撮影)


赤崎岸壁に停泊した大型タンカー


2017-1-30|HOME|