弾道ミサイル観測艦などが次々に佐世保入港


平瀬岸壁に接岸した駆逐艦ステゼム(3月29日撮影)


赤崎岸壁に接岸した弾道ミサイル観測艦H・O・ローレンセン(3月30日撮影)

米韓合同訓練「フォール・イーグル」が朝鮮半島東海岸で上陸訓練が行われるなど、「佳境」に入っている。
この訓練に関連し、佐世保には各種補給・補助艦が相次ぎ入港している。

3月16日以降の2週間の間に、貨物弾薬補給艦が3回、燃料補給艦が2回(1隻)、高速輸送艦が1回と集中して寄港している。
また、このほかに原潜アレクサンドリアも一時寄港している。

これに加えて、北朝鮮の核実験やミサイル発射情報に対応するためだろうか、3月29日には駆逐艦ステゼム、30日には海兵隊の足となっている高速輸送艦ウエストパック・エクス プレスと弾道ミサイル観測艦ハワード・O・ローレンセンも寄港した。

昨年の同じ時期にも各種補給艦や駆逐艦が頻繁に寄港しているが、トランプ米国大統領のアジア戦略が明確でない状況の中、軍事的緊張が一段と高まることに不安を感じる。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


立神岸壁に接岸した高速輸送艦ウエストパック・エクスプレス。那覇軍港からホワイトビーチを経由してきた。(3月30日撮影)


2017-3-30|HOME|