強襲揚陸艦、佐世保に戻る


平瀬岸壁に停泊したボノム・リシャール(4月11日撮影)

強襲揚陸艦ボノム・リシャール(BONHOMME RICHARD LHD-6)が4月10日、配備されている佐世保基地に戻ってきた。

ボノム・リシャールは2月27日に佐世保を出港して以降、沖縄周辺で行われたCERTEXや東南アジアでのいくつかの訓練、韓国との合同訓練など、ほぼ例年通りの訓練に参加していた。
4月6日には沖縄・ホワイトビーチに立ち寄り、乗艦していた海兵隊(31MEU)とその機材を降ろした後、4月8日には佐世保に向けて出港していた。

米軍のシリアへの空爆に関連して空母カールビンソンが朝鮮半島周辺に向かったという話もあるが、上陸戦闘部隊である海兵隊と揚陸艦隊にはそのような緊張を煽るような動きはない。
一部のマスコミはあたかも揚陸艦隊も空母艦隊とともに朝鮮半島周辺での作戦体制にあるように煽っているが、かなり飛躍した見方か希望的な観測を伝えたものだろう。

佐世保に配備されている揚陸艦隊のうち、ドック型輸送揚陸艦グリーンベイ(GREEN BAY LPD-17)は、10日に横須賀港外錨地に一時停泊していて、佐世保にはまだ戻ってきていないが、 ドック型揚陸艦ジャーマンタウン(GERMANTOWN LSD-42)と同アシュランド(ASHLAND LSD-48)はメンテナンスを受けている。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


2017-4-11|HOME|