補給・補助艦が佐世保に集中入港


35番錨地に停泊したウォリィ・シラー


39番錨地に停泊したR・E・バード

原子力空母カール・ビンソン打撃群(CVVCSG)が日本近海(米海軍によれば「西太平洋」)に展開しているようだが、5月15日、佐世保港にはその補給にあたっている艦船に加え、補助艦 船が集中して入港した。
入港したのは貨物弾薬補給艦リチャード・E・バード(Richard E Byrd T-AKE-8)と同ウォリィ・シラー(Wally Schilla T-AKE-4)、燃料補給艦ジョン・エリクソン(John Ericsson、 T-AO-194)、音響測定艦インペッカブル(Impeccable T-AGOS-23)、大型タンカーPAGの5隻。

このうち、バードとエリクソンはフィリピン海方面から、シラーも南方から来たようだ。いずれも15日現在、補給物資を積み込む様子は確認できなかった。
また、大型タンカーPAGは韓国・蔚山から直行してきたが、船体が半分程度浮き上がっている。

音響測定艦ビクトリアスと並んで停泊したインペッカブルは、船首に書いてある番号「23」が以前の白色から低視認塗装に代わっており、前回の寄港(1月23日〜2月1日)以後に 受けたメンテナンスの折に塗り替えたのだろう。

朝鮮半島情勢が一段落し、また、横須賀に配備されている原子力空母ロナルド・レーガンの出港に備えているのだろうか、それぞれ休養にいそしんでいるようだ。

佐世保港にはこのほか、配備されている揚陸艦4隻と掃海艦4隻に加え、駆逐艦フィッツゼラルドが停泊している。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(5月15日撮影)


39番錨地付近に停泊したエリクソン


2017-5-16|HOME|