原潜2隻が佐世保に一時寄港


サンタフェとすれ違ったあと出港するオリンピア(5月26日撮影)


港口を通過するサンタフェ(5月26日撮影)

原潜2隻が5月26日午前、佐世保港に連続して一時寄港した。

寄港したのはオリンピア(Olympia SSN‐717)とサンタフェ(Santa Fe SSN-763)の2隻で、オリンピアが午前9時半頃、サンタフェが午前10時半ころ港口を通過し、それぞれ港中央 部37番錨地付近に漂泊した。
原潜2隻が同時に入港するのは珍しいが、どちらも一時寄港、というのは例がない。

ハワイ州パールハーバー基地に配備されているオリンピアは今年1月、ワシントン州ブレマートン海軍基地を訪問していたが、その後西太平洋に展開していたようだ。
一方サンタフェは3月2日から6日まで、および5月11日から横須賀基地に停泊し、空母ロナルド・レーガンの出港に合わせるように18日に出港していた。5月23日には沖縄・ホワイ トビーチに一時寄港している。

佐世保に寄港し、37番錨地に漂泊したオリンピアからは数人が退出したが、今月26日に一時寄港した際、新たに民間人を含む10人近くが乗り組んでいたようだ。
今回降りてきたのはこのうちの民間人たちと思われる。
また、またサンタフェには数人が乗り組んだようだ。サンタフェに乗り組んだのはオリンピアから降りた同じ民間人たちだった可能性もある。

どちらの原潜も通常の作戦能力に加え、ISR(情報収集、調査・監視、偵察)能力があるというところから、空母の護衛だけにとどまらず、多様な任務を受け持っているのだろう。

なお、佐世保港には今年になってすでに15回、原潜が寄港している。(昨年は5月までに10回)

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


前回寄港時、オリンピアに乗り込む人たち(5月23日撮影)


2017-5-27|HOME|