弾道ミサイル観測艦が佐世保に寄港


立神岸壁に停泊したハワード・O・ローレンセン(6月26日撮影)

米海軍の弾道ミサイル観測艦ハワード・O・ローレンセン(Howard O Lorenzen T-AGM-25)が6月26日、米海軍佐世保基地立神6号岸壁に接岸した。

ハワード・O・ローレンセンは5月8日に佐世保に入港していたが、北朝鮮の弾道ミサイル発射情報に合わせて12日、出港していた。
佐世保には約1月半ぶりに戻ってきたが、次の弾道ミサイル発射情報に備えて、補給などのために寄港したものと思われる。

これで同艦の寄港は今年になって3回目となるが、この数年と比較しても特段に寄港回数(12年10回、13年7回、14年4回、15年10回、16年8回)が多いということは ない。

今年3月以降、北朝鮮の弾道ミサイル発射がキャンペーンされ、一部マスコミは煽り報道を続けているようだが、米海軍の監視体制から見ると、特別な状況にあるとは思えない。
ちなみに、「朝鮮半島有事に備えて派遣された」とキャンペーンされた原子力空母カール・ビンソン(Carl Vinson CVN-70)などの艦隊は、米海軍のニュースによれば5カ月半の任務 航海を終え、6月23日に母港のカリフォルニア州サン・ディエゴ海軍基地に帰港した。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


2017-6-27|HOME|