原潜シャイアンが佐世保に寄港


国の重要文化財「針尾無線塔」を背景に入港するシャイアン


赤崎岸壁に接岸作業中のシャイアン

米海軍の原潜シャイアン(Cheyenne SSN-773)が7月11日朝、米海軍赤崎貯油所の岸壁に接岸した。
シャイアンの寄港は5月8日に出港以来、約2か月ぶりの寄港となった。

 今回のシャイアンの寄港は、地域でのパトロール中の休養や食料などの補給のためと思われる。
原潜の寄港は今年になって増加しており、今回の入港で1月から延18隻目(6隻)の寄港となったが、シャイアンは6月6日には韓国・プサンに寄港しており、約1月ごとに各地に 寄港しているようだ。

シャイアンはロサンゼルス級では最終番艦で、米海軍のHPなどによると、従来の攻撃型潜水艦の能力(対潜水艦、対水上艦戦闘)に加え、陸上攻撃、海軍特殊作戦、非正規戦闘、対機雷 作戦能力があるという。

 いわゆる、マルチミッション(多任務)能力を持っているが、外洋に進出し作戦展開する能力を持った「敵国海軍」が ないことで、潜水艦の生き残りのための変身とも考えられる。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(7月11日撮影)


2017-7-11|HOME|