揚陸艦グリーンベイ、佐世保に帰る


39番錨地で作業中のグリーン・ベイ

オーストラリアで行われた米豪合同訓練「タリスマン・セイバー」訓練中の8月5日、ドック型輸送揚陸艦グリーン・ベイ(GREEN BAY LPD‐20)にオスプレイが着艦に失敗して墜落、 3名の死者を出していたが、そのグリーン・ベイが沖縄経由で佐世保に帰ってきた。

9月6日に入港後、危険物荷役錨地である港中央部の39番錨地付近に停泊したグリーン・ベイは危険物荷役を示す赤旗を掲げ、後部飛行甲板に並べた貨物をバージに降ろし始めたところを 見ると、グリーン・ベイは当分作戦航海などには出かけないものと思われる。

一方、遠征打撃群(ESG)を編成してともに出港した強襲揚陸艦ボノム・リシャール(BONHOMME RICHARD LHD-6)は8月29日から9月3日までオーストラリア・メルボルンに寄港し、また ドック型揚陸艦アシュランド(ASHLAND LSD-48)はグアム・アプラ港に8月29日に入港していた。
オスプレイの事故との関係は不明だが、グリーンベイだけが別行動となったのはやはり、オスプレイの事故が影響しているためではないだろうか。

なお、同日には貨物弾薬補給艦チャールズ・ドリュー(CHARLES DREW T-AKE-10)が入港し、35番錨地付近に停泊したが、こちらは荷役作業の様子は見えない。
チャールズ・ドリューは韓国・鎮海から来たようだ。

(RIMPEACE編集委員・佐世保) (9月6日撮影)


35番錨地付近に停泊したチャールズ・ドリュー


2017-9-6|HOME|