原潜ミシシッピが佐世保港に反復寄港


港口を通過する原潜ミシシッピ(12月14日撮影)

原潜ミシシッピが佐世保港に反復して寄港した。
原潜が佐世保に寄港するのは今年8隻延24回目で、過去最多となった昨年と同数になった。

ミシシッピは今年9月以降、西太平洋に展開しているようで、これで佐世保への寄港は4回目となった。
一方、沖縄・ホワイトビーチには1月だけでオクラホマシティが集中的(4回)に寄港しているが、佐世保には一度も寄港していない。
また、日本国内でもう一つ原子力艦が寄港できる横須賀にはツーソンとテキサスが入港している。

これらの動きから推測できるのは、それぞれの原潜が任務と展開海域を分担しながら行動しているのではないかということ。
原潜は任務が多様化していることが明らかにされているが、空母など艦隊の護衛(対水上艦、対潜水艦作戦)、情報収集・監視・偵察(ISR)、特殊作戦といった任務をそれぞれ組み 合わせながら行動しているようだ。

このうち沖縄・ホワイトビーチと佐世保はISR、横須賀やフィリピン・スービックなどは休養と補給、原潜4隻が配備されているグアム・アプラは艦の維持などと使い分けているよう だ。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


2017-12-16|HOME|