原潜コロンビアが佐世保出港


佐世保基地から出港する原潜コロンビア(1月5日撮影)

昨年12月30日から米海軍佐世保基地の岸壁に停泊していた原潜コロンビア(COLUMBIA SSN-771)が7日間の停泊ののち、1月5日午後に出港した。

昨一年間、佐世保には原潜が延べ26回寄港したが、このうち一時停泊でなかったのは5回だけ。

全国的に見ても、原潜の寄港回数は佐世保が最多となっているが、その理由については周辺の軍事環境や米海軍の将来艦隊計画などが背景にあると思われる。

また、原潜の任務も水上艦や潜水艦への攻撃に加え、情報収集や監視・偵察任務、さらには海軍特殊作戦の支援など、多様化している。このことも寄港回数の増加につながっていると思わ れる。

原潜寄港に対し、佐世保地区労は今回も集会を開き、港の軍事利用に抗議しするとともに、万一の事故に備えた原子力艦を対象にした防災訓練に参加しない米軍の姿勢を改めるよう求めた。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


集会で佐世保港の軍事に抗議する永田秀人市議会議員(12月30日撮影)


2018-1-5|HOME|