強襲揚陸艦ワスプが佐世保に交代配備


入港した強襲揚陸艦ワスプ。後方は英国海軍の補給艦タイドサージ(TIDESURGE A-138)

2012年4月から米海軍佐世保基地に配備されていた強襲揚陸艦ボノム・リシャールが同型のワスプと交代する。

米海軍のHPなどによると、新しく配備されるワスプは旧型化し退役が進められているAV8Bハリアー攻撃機に代わる戦闘機F35Bライトニングを運用できるよう飛行甲板の張り替えを行っ てきたという。

ワスプは当初、昨年10月に交代する予定で母港のバージニア州・ノーフォーク海軍基地を出港していたが、カリブ海でのハリケーン被害救援に参加していたため、交代時期を先延ばしにし ていた。

ワスプは今後、ボノム・リシャールに代わって第11揚陸戦隊(COMPHIBRON−11)の旗艦として佐世保に配備されることとなった。

この入港に対し長崎県平和運動センターや佐世保地区労などは「東アジアの情勢をさらに軍事的に緊張させることにつながる。外交や交渉など国連憲章に定める平和的手段による解決と いう基本理念に逆行するもので容認できない」として、ワスプが入港する時間に合わせて近くの岸壁で抗議集会を開催した。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(1月14日 篠崎 撮影)


ワスプ入港に抗議する集会参加者


2018-1-14|HOME|