強襲揚陸艦ボノム・リシャールが佐世保出港


39番錨地で出港準備中のボノム・リシャール

2012年4月以来、米海軍佐世保基地に配備されていた強襲揚陸艦ボノム・リシャール(BONHOMME RICHARD LHD-6)が1月24日午後、佐世保を出港した。このまま米本国に向かうものと思わ れる。

同艦は佐世保基地に配備された強襲揚陸艦としては3代目となる。前任のエセックスが2000年から12年間の長期にわたって配備されたのに対し、ボノム・リシャールは6年間での 交代となった。

ボノム・リシャールは海兵隊が運用を開始した新型輸送機オスプレイを運用できるように飛行甲板を改修したうえで配備されたが、垂直離発着攻撃機AV8Bハリアーの後継機F35Bライトニ ングの運用ができないため、飛行甲板を張り替え(Resurfacing)た同型のワスプ(WASP LHD-1)と交代することとなったようだ。

AV8Bハリアーの飛行隊(VMA311)は昨年8月、オーストラリア・コーラルシーで一足先にボノム・リシャールESGから離れていた。

なお、佐世保には新たにワスプが旗艦となった第11揚陸戦隊(PHIBRON−11)の揚陸艦4隻と掃海艦4隻のほか、弾道ミサイル観測艦ハワード・O・ローレンセンと貨物弾薬補給艦サカガウエアが停泊している。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(1月24日 篠崎 撮影)


検疫錨地付近で停泊中のハワード・O・ローレンセン


2018-1-24|HOME|