揚陸艦が相次ぎ佐世保から出港


39錨地で荷役中のグリーンベイ


35番錨地付近で荷役中のアシュランド

例年であれば1月下旬から「春のパトロール」などのために出港する揚陸艦が、今年は佐世保を離任した強襲揚陸艦ボノム・リシャールを除けば3月になっても停泊したままだった。
ようやく3月5日に出港した強襲揚陸艦ワスプは、AV8Bハリアーと交代して搭載されるF35Bライトニングの離着艦訓練を沖縄近海の東シナ海で行っていた。

そのほか、米海軍佐世保基地でのこれまでの動きをまとめると、次のようになる。

1、駆逐艦デューイ(DEWEY DDG-105)が3月1日から7日まで停泊。ワスプESG(遠征打撃群)に加わる予定。

2、ドック型輸送揚陸艦グリーンベイ(GREENBAY LPD-20)が2月27日から定期修理後の検査や乗組員の訓練と思われる出港を繰り返した後、3月11日から危険物荷役錨地(39番) で物資を積み込み、14日に出港。

3、アシュランド(ASHLAND LSD-48)が3月8日から乗組員の訓練や検査航海(INSURV)に出かけた後、11日にいったん戻ってきて35番錨地で物資を積み込み。その後、13日に 出港。

4、巡洋艦シャイロー(SHILOH CG-67)が6日に入港したが、翌7日出港。9日に37番錨地に停泊した後、13日に出港。

5、貨物弾薬補給艦シーザー・シャベス(CESAR CHAVEZ  T-AKE-14)が9日に入港し、11日出港。

6、燃料補給艦ウォルター・S・ディール(WALTER S DIHEL T-AO-193)が9日に入港、10日出港。

これからワスプESGはCARATなど東南アジア諸国との訓練や米韓合同訓練に参加することが予想される。

なお、2013年8月から配備されているドック型揚陸艦アシュランドは、今回の航海を最後に同型艦と交代するという。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(2018.3.12 篠崎 撮影)


37番錨地付近に停泊中のシャイロー


2018-3-14|HOME|