潜水艦母艦が佐世保に寄港
米海軍平瀬岸壁に停泊したE・S・ランド(4月10日 篠崎撮影)
米海軍の潜水艦母艦エモリィ・S・ランド(Emory S Land AS-39)が4月10日、米海軍佐世保基地の岸壁に接岸した。
ランドはそれまで母港としていたインド洋のディエゴ・ガルシアから2016年に、西太平洋の補給拠点があるグアムに配置換えになっていた。
グアムにはすでに、米海軍が運用するもう1隻の潜水艦母艦フランク・ケーブル(Frank Cable AS-40)が母港配備されており、グアムに2隻の潜水艦母艦が配備されるという異例の状況
になっていた。
背景としては、これまでランドが主要な任務海域としていたアラビア半島周辺海域に展開している第5艦隊での「需要」が減少し、潜水艦への支援が西太平洋に集中してきたためだろう。
ランドは2013年10月にも佐世保に寄港していたが、グアムに母港を移してからは初めての寄港となった。
なお、佐世保には4月10日現在、母港配備艦船のほかに貨物弾薬補給艦ウォリィ・シラー、燃料補給艦ウォルター・・ディール、音響測定艦インペッカブル、同エイブルが停泊している
が、このところ佐世保を拠点に展開している音響測定艦がランドから修理支援を受けることもあるだろう。
(RIMPEACE編集委員・佐世保)
2018-4-10|HOME|