揚陸艦が相次いで帰港


平瀬岸壁に停泊したワスプ。左手前の建物は国連旗も掲揚されている米海軍佐世保基地司令部。(4月27日 篠崎撮影)

朝鮮半島の安定化を目指した南北会談が27日に開始されたが、その直前に米海軍佐世保基地に配備されている揚陸艦が相次いで戻ってきている。

佐世保に配備されている揚陸艦隊は米本土から派遣された駆逐艦(デューイ、ステレット)とともに遠征打撃群を編成して東・東南アジアに3月上旬から展開していた。

この間、例年この時期に行われている米韓合同訓練に参加し、上陸訓練の「双龍(サンヤン)」に沖縄の海兵隊とともに参加していた。

しかし今年は歴史的な朝鮮半島南北会談への配慮から、米海軍は積極的な広報を控えてきたようだ。

そのこともあってだろうか、出港していた3隻の揚陸艦のうち、ドック型揚陸艦アシュランドは4月24日に、強襲揚陸艦ワスプは26日にそれぞれ戻ってきた。

米海軍佐世保基地は朝鮮戦争国連軍の基地も兼ねているが、会談の進展によっては佐世保基地にもさまざまな影響が出てくるだろう。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


2018-4-27|HOME|