原潜パサディナ、今度は佐世保に寄港


赤崎岸壁に停泊した原潜パサディナ(7月4日 篠崎 撮影)

6月27日に横須賀を出港した原潜パサディナ(PASADENA SSN-752)が6月30日と7月4日、佐世保に寄港した。
6月30日は港中央部に一時漂泊しただけですぐ出港したが、7月4日には米海軍赤崎岸壁に接岸・停泊した。

佐世保には6月23日に原潜トピカ(TOPEKA SSN-754)が一時寄港しており、この2隻が原子力空母ロナルド・レーガンを中核とした艦隊を海から護衛しているものと思われる。

ロナルド・レーガン艦隊はフィリピン海でインド海軍及び海上自衛隊と6月16日から23日まで共同訓練「マラバール2018」を繰り広げていた。
原潜2隻はこの訓練が終了したことで、次の作戦に備えて佐世保への寄港を繰り返していたと思われる。

なお、相次ぐ原潜の寄港に対し、佐世保地区労などは原潜が停泊した赤崎岸壁の対岸で抗議集会を開催した。
その中であいさつに立った社民党佐世保総支部・永田秀人幹事長は「朝鮮半島をめぐって韓国と朝鮮政府に加え米国が非核と安定に向けて動き出している今、軍事的緊張を煽るような原潜の寄港は 許せない」と主張した。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


強い雨にも負けず抗議する集会参加者(7月5日 篠崎 撮影)


2018-7-5|HOME|