ミサイル観測艦が佐世保に入港


赤崎岸壁に停泊したハワード・O・ローレンセン(18.8.3 篠崎 撮影)

米海軍の弾道ミサイル観測艦ハワード・O・ローレンセン(Howard O Lorenzen T-AGM-25)が8月3日午前、米海軍佐世保基地の赤崎岸壁に接岸した。
同艦は6月26日に佐世保を出港していたが、その後はシンガポール・センバワン(SEMBWANG)を拠点に西太平洋で任務にあたっているようだ。

もう1隻の弾道ミサイル観測艦インビンシブル(INVINCIBLE T-AGM-24)もシンガポール港を拠点に展開しているようなので、この回帰に2隻ものミサイル観測艦が集合するという、特異な事態に なっている。

 しかし、米朝会談を受けて、朝鮮半島の緊張は和らぎミサイル発射は停止されているようなので、この艦の行動は米海軍のミサイル発射訓練を支援するためのものではないだろうか。

 ところで、米海軍佐世保基地は朝鮮国連軍の基地にも指定されているため、これまでも多くの国連軍(多国籍軍)の艦船が寄港していたが、8月1日にはシンガポール海軍の軍艦が久しぶりに 入港した。

 8月1日に入港したのはシンガポール海軍のドック型揚陸艦エンデュランス(Endurance LSD-207)。
 ただし今回の寄港は親善訪問ということで、ホストシップの「すずつき」(DDG-117)と並んで停泊場所も海上自衛隊佐世保基地の倉島岸壁に接岸した。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


倉島岸壁に停泊したエンデュランス。右は「すずつき」(18.8.3 篠崎 撮影)


2018-8-4|HOME|