高速輸送艦が佐世保に寄港


平瀬岸壁に接岸したブランズウィック(18.8.20 篠崎 撮影)

米海軍が配備を進めている高速輸送艦の1隻が8月20日、米海軍佐世保基地の平瀬岸壁に停泊していることが確認された。
寄港したのはブランズウィック(Brunswick JHSV-6)で、佐世保には初めての寄港ととなった。

ブランズウィックは2012年から配備が進められている戦域内の輸送を主要任務とした高速輸送艦の6番艦で、同型の輸送艦はこれまで沖縄の海兵隊輸送任務を受け持っていたウエストパック・ エクスプレスに代わり、海兵隊の輸送や災害救援物資の輸送などに展開するようになっているようだ。

同型の輸送艦は約540トンの貨物と104名分の宿泊施設(旅客機タイプのシートであれば312人以上)を乗せ、35ノットの速度で約1200海里を航海することが出来るという。
いずれの艦もMSC(海上軍事輸送コマンド)が運用し、22人の民間人船員を中核に、必要に応じて増強するようだ。

6月には横浜港に同型のグアムが長期間停泊していたが、ブランズウィックの佐世保停泊が長期になるかどうかは不明。

なお、佐世保には8月10日はから停泊した原潜パサディナは19日になって出港したが、16日寄港した米陸軍の揚陸艦ハロルド・C・クリンガーは21日現在も停泊している。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


立神岸壁に停泊中のクリンガー(18.8.21 篠崎 撮影)


2018-8-21|HOME|