高速輸送艦グアムが佐世保に初寄港


立神岸壁に停泊したグアム(9月26日 篠崎 撮影)

米海軍の高速輸送艦グアム(Guam T-HST-1)が26日、米海軍佐世保基地の岸壁に停泊していることが確認された。

グアムは民間の高速輸送船HUAKAIとして建造され、ハワイで就航していたものを米軍が取得して以降、沖縄やその周辺で海兵隊などの輸送 用に運用しているもので、佐世保には初めての寄港となった。

グアムは近頃、横浜に長期停泊するなどしていたが、その前後には関門海峡経由で韓国との間を往復していたようだ。

佐世保には8月20日に高速輸送艦ブランズウィック(Brunswick JHSV-6)も寄港しており、横浜―沖縄―韓国を結んだ海兵隊の輸送ルート の中で補給や点検に今後とも利用されるのではないだろうか。

沖縄に駐留する海兵隊31MEUは周辺に作戦展開する場合の手段としてこれらの高速輸送艦を多用しており、31MEUが沖縄に駐留を続ける 根拠はますます薄弱になってきている。

なお、佐世保には前日の25日、ドック型輸送揚陸艦グリーンベイ(GreenBay LPD-20)が帰ってきた。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


平瀬岸壁に停泊したグリーンベイ(9月25日 篠崎 撮影)


2018-9-26|HOME|