事前集積艦が佐世保に相次ぎ寄港


39番錨地に停泊中のピリラアウ(6月14日 篠崎 撮影)

米海上軍事輸送コマンド(MSC)に所属する事前集積艦が相次いで佐世保に寄港している。

6月11日にはピリラアウ(Pililaau)が39番錨地に停泊していることが確認された。19日に出港したようだが、20日にはフレッド・ストックハム(Fred ・W・Stockham T-AK-3017)が同 じく39番錨地に停泊した。

事前集積艦が相次いで佐世保に寄港するのはあまり例がなく、いずれの艦も特段補給や物資の積み下ろしを行っている様子はない。

ストックハムはインド洋・ディエゴガルシアを拠点としている第2海兵事前集積艦隊(MPS-2)に所属しており、これまでは韓国で行われていた米韓合同訓練の前段に行われる補給作戦「自由の旗 印(フリーダム・バナー)」に参加する際に立ち寄っている(前回は今年1月16日から28日まで停泊)。

中東ではイランをめぐって情勢が緊迫しているが、一連の事前集積艦寄港は関連したものであるかもしれない。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


39番錨地に停泊中のストックハム(6月21日 篠崎 撮影)


2019-6-22|HOME|