駆逐艦などが相次ぎ佐世保に寄港


立神岸壁に停泊したハワード・O・ローレンセン(手前、白)とレイク・エリー(奥、グレイ)

原水爆禁止世界大会・長崎大会が終わり、ほっとしたのもつかの間、米海軍の駆逐艦などが相次いで米海軍佐世保基地の岸壁に停泊した。

入港したのは駆逐艦モムセン(MOMSEN DDG-92)が平瀬岸壁、巡洋艦レイク・エリー(Lake Erie CG-70)が立神岸壁で8月10日に停泊している様子が確認された。
また、弾道ミサイル観測艦ハワード・O・ローレンセン(Howard O Lorenzen T-AGM-25)は8月11日、立神岸壁に停泊した。
母港配備されている3隻の揚陸艦が留守中の佐世保基地は、外来艦で埋まったようだ。

今回寄港した巡洋艦レイク・エリーは6月12日に、駆逐艦モムセンは7月23日にそれぞれ佐世保を出港ししていた。
また、弾道ミサイル観測艦ハワード・O・ローレンセンは7月22日に佐世保を出港したが、こちらは日本海北部・沿海州でミサイル射撃訓練の情報を受けて出港していたと思われる。

今回のハワード・O・ローレンセンの寄港は、一連のミサイル発射訓練が終了(航路警戒情報では8月16日までだが)したことに伴うもので、同様の警戒監視活動にあたっていた2隻の洋上戦闘 艦もそれにとっもなって日本海から引き揚げてきた、ということかもしれない。

米海軍佐世保基地は今も朝鮮国連軍の基地に指定されているが、その緊張感が佐世保には漂っているようだ。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(8月11日 篠崎 撮影)


平瀬岸壁に停泊したモムセン


2019-8-12|HOME|