台風避難?で入港相次ぐ佐世保基地


米軍立神岸壁に停泊したストラットン


平瀬岸壁に戻ってきたグリーン・ベイ

台風17号が東シナ海を北上し、九州西方に接近中の9月20日、佐世保港には米軍艦船などの入港が相次いでいる。

9月20日に入港したのはドック型輸送揚陸艦グリーン・ベイ(Green Bay LPD-20)、巡洋艦レイク・エリー(Lake Erie CG-70)、米国沿岸警備隊のカッターでストラットン(Stratton  WMSL-752)の3隻。
前日の19日には燃料補給艦ペコス(Pecos T-AO-197)が入港し、赤崎岸壁に接岸している。

揚陸艦グリーン・ベイは16日に出港していたが、貨物や弾薬の補給作業は行っていなかったところから乗組員の訓練だったようだ。
巡洋艦レイク・エリーは8月14日に一時寄港していた佐世保を出港し、周辺海域に展開していたと思われる。

一方、沿岸警備隊のストラットンは7月にオーストラリアで行われた米・豪共同訓練タリスマン・セーバーに参加し、揚陸艦隊とともに行動していた。
ストラットンは同型のカッターの中で唯一、小型無人航空機(sUAV)の運用ができ、揚陸艦隊の前方で情報収集・監視・偵察(ISR)任務にあたっていた。
終了後は東シナ海など日本周辺海域で国連制裁決議に基づいだ監視行動を行っていたと思われる。
台風が通過したら、再び同様の活動に戻るのだろう。

なお、9月17日には米陸軍の事前集積艦レッド・クラウドが入港し、みなと中央部の39番錨地に停泊している。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(9月20日 篠崎 撮影)


赤崎岸壁に停泊したレイク・エリー


2019-9-20|HOME|