ケーブル敷設艦、6年ぶりに佐世保入港


赤崎岸壁に接岸したゼウス

米海軍が唯一運用している海底ケーブル敷設艦ゼウス(ZEUS T-ARTC-7)が10月28日、米海軍赤崎貯油所岸壁に接岸した。

米海軍によると、ゼウスは1984年に就役した艦歴35年の艦船だが、搭載機器を更新しながら様々な最新設備を備えている。

敷設能力では、約1000マイルのケーブルを補助なしに、搭載する機器を使って水深9000フィートの深さまで敷設作業が可能という。

ゼウスは佐世保から沖縄方面へのケーブル敷設と思われる作業のため2006年に12回寄港して以降、点検作業のため2010年(1回)と2011年(2回)、2013年(2回)に入港していた。

今回の入港は敷設したケーブルのメンテナンス作業のためと思われ、後部甲板には水中作業に使用する器具を搭載しているのが確認された。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(10月29日 篠崎 撮影)


ゼウス後部甲板の潜水作業用と思われる器具


2019-10-29|HOME|