弾道ミサイル観測艦、佐世保に反復寄港


立神岸壁に停泊するハワード・O・ローレンセン(11月26日撮影)

米海軍が運用する弾道ミサイル観測艦ハワード・O・ローレンセン(Howard O Lorenzen AGM-25)が今月になって寄港を繰り返している。

日本周辺海域で今のところ、弾道ミサイルの発射の情報などはないようだが、中国が11月22日に新型の大陸間弾道弾(ICBM)の発射実験を行った、という。
中国内陸部で行われたようだが、その対応に出かけていたのかもしれない。

ハワード・O・ローレンセンは10月10日から19日まで佐世保に滞在した後、11月18日に寄港していたが、3日後の20日に出港していた。
今回の寄港は1週間程度の航海であったところから、ちょうどミサイル発射実験の期間にあたるところから、ミサイルをモニターするために周辺海域に展開していたと思われる。 なお、米海軍佐世保基地には現在、大型艦ではドック型揚陸艦アシュランド(Ashland LSD-48)とドック型輸送揚陸艦グリーンベイ(GreenBay LPD-20)が停泊し、定期修理と思われる作業を行っている。 近日中には強襲揚陸艦ワスプ(Wasp LHD-1)と交代して配備予定の最新型の強襲揚陸艦アメリカ(America LHA-6)が入港予定という。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(11月26日 篠崎 撮影)


平瀬岸壁で白いシートに覆われたアシュランド(11月26日撮影)


2019-11-27|HOME|