揚陸艦2隻が相次ぎ佐世保出港


39錨地付近に停泊するアメリカ。後方は出港するグリーンベイ


アメリカの飛行甲板にはなにもない

米海軍佐世保基地には大型の揚陸艦5隻が配備されている。

昨年末には強襲揚陸艦がワスプ(WASP LHD-1)からアメリカ(AMERICA LHA-6)に交代し、小型舟艇の運用能力を補うためだろうか、ドック型輸送揚陸艦ニューオルリンズ(NEW ORLEANS LPD-18) が追加配備されている。
その揚陸艦のうち2隻が相次いで出港した。

米国とイランの対立がお互いの武力抗争にまで至っているが、今回の出港は中東の緊張とは直接関係ないようだ。
例年この時期には新年休暇明けのトレーニングのため揚陸艦が出港するが、今回もまた同じ目的と思われる。

強襲揚陸艦アメリカは停泊していた岸壁から港中央部の危険物荷役錨地に移動し、貨物の積み込み作業を行った後、午後になって出港した。
作戦出港の場合にはチャネル・ガードに当たるMH-60ヘリは搭載されているが、今回はその姿はなく、数日間の訓練のための出港と思われる。

また、正午頃にはドック型輸送揚陸艦グリーンベイ(GREEN BAY LPD-20)が停泊していた岸壁から直接出港していった。
こちらも休暇明けの航海訓練と思われる。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(1月10日 篠崎 撮影)


2020-1-12|HOME|