揚陸艦ニューオルリンズ、検査航海から帰港


39番錨地に停泊したニューオルリンズ(4月9日撮影)


立神岸壁に検査航海から戻ってきたニューオルリンズ(4月15日撮影)

昨年12月1日、米海軍佐世保基地に新たに配備されたドック型輸送揚陸艦ニューオルリンズ(NEW ORLEANS LPD-18)は入港以来、立神岸壁に停泊したままメンテナンス作業を続けていたが、 4月7日、修理後の検査のため出港し、9日にまた戻ってきて、港中央部の39番錨地付近で物資の積み込み作業を行っていた。
その翌日には39番錨地から直接出港していたが、15日朝、LCACの騒音とともに戻ってきた。今後は乗組員の航海訓練となるのだろう。

修理後の一連の検査を受けたニューオルリンズはこれから本格的な乗組員の航海訓練や作戦展開へ向けた動きが始まるのだろう。
しかし、米海軍の中でも広がるコロナウイルス(4月15日現在、1187名)の影響が作戦行動にも影響を与えるかもしれない。

米海軍佐世保基地が感染情報を公開した4月3日、燃料補給艦ティペカヌー(3月26日入港、3月30日横瀬貯油所沖に移動)と測量艦ボウデイッチ(3月27日入港、4月3日検疫錨地に移動)が佐世保に停泊していたが、このうちティペカヌーは4月14日になって動き始めたが、ボウデイッチは検疫錨地付近に依然として停泊を続けている。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)(篠崎 撮影)


検疫錨地付近で停泊するティペカヌー(手前)とボウデイッチ。奥には海上保安庁の巡視艇も(4月10日撮影)


2020-4-16|HOME|